仏壇・仏具・墓石
お仏壇
お仏壇は先祖を敬い故人の安らかならんことを祈る場所であり、ご本尊に家族や縁者の幸せをお願いするところでもあります。
家族の中心に仏壇を位置付け、絆を深めること、先祖を大切にすることで幸せな家庭を築いていけます。 ヤマノウチでは、そんな大切なお仏壇のご準備をお手伝いさせていただきます。 |
本社展示場に仏壇、仏具を取り揃えております。
ご来店 心よりお待ちしております。
お仏壇選びのヒント
●ご安置場所
安置する場所としては、家族がいつもみえるところ、南の方向を向いた
位置、または東の方向に向くように置ければいつも明るい方向に向いて
いられます。
●お仏壇の種類
お仏壇にはいろいろな種類がございます。
宗教によって好まれる材質・色合いが違いますし、ご安置場所によって
大きさや上置タイプ、畳の上に重ねて設置するタイプ、洋間にマッチ
するタイプなどの選択をすることになります。
●お取り扱い
お仏壇の表面は、材質の質感を生かした唐木でできているものや、漆に
金箔のものなどがあり、湿気を嫌いますので水拭きは極力避けたいもの
です。毛バタキで埃をはらい、油分を含んだ柔らかな布で拭きます。
一家の歴史となる長い期間お祀りいたしますので、丁寧なお取り扱いを
心がけましょう。
重ね仏壇
仏壇の下に物入れ台の付いた高さ140~180cmの仏壇です。
幅も多種存在し50cm~180cmと置き場に合わせお選び頂けます。
上置き仏壇
現代の生活スタイルに合わせ、
コンパクトに何処にでも置いて
いただけるお仏壇です。
|
仏具
仏具とは、仏壇の中に用いる道具をいいます。
仏具の中で宗派に関係なく必要となりますのが、香炉・火立・花立の
三具足(みつぐそく)です。
これらは、お香(香炉)と灯明(火立)と生花(花立)の三つを供える
ための用具で、当初はそれぞれひとつずつでしたが、鎌倉時代に宋時代の
禅宗文化が日本に伝来してから、火立と花立を左右対称に飾るようになり
五具足(ごぐそく)が用いられるようになりました。
三具足・五具足に含まれている香炉は、抹香をたくための玉香炉が一般的
ですが、実際は仏壇用のものは小さいので本尊前に飾り香炉として置き、
線香をたくためのものとしては広口の前香炉が用いられます。
( 五具足に前香炉と線香立てを加えたものが七具足 )
花立を常花(蓮の花をかたどったもの)用として使用するために、生花用
の花瓶を別途準備する場合もあります。
また、それらにご飯を供える仏飯器一対と茶器を加えて十具足とし、同一
デザインで揃えることが出来ます。
◆仏具Aセット 江戸型火立・地花立・木上香炉
線香差・マッチ消・湯呑仏器
高杯(たかつき)・りんセット
茶台・香炉灰・ダスター
毛払き
|
◆仏具Bセット 11具足・院玄形吊灯篭・常花
仏器膳・高杯(たかつき)
香炉灰・りんセット・ダスター
毛払き
|
◆仏具Cセット 11具足・院玄形吊灯篭・常花
仏器膳・高杯(たかつき)
香炉灰・りんセット・ダスター
毛払き
|
ご本尊
◆なぜご本尊が必要?
ご本尊とは、宗派ごとに定められた仏様のことです。
亡くなられた方の永遠のご加護と、現世の人にもそのご加護がいただけ
ます様にと祈願をします。
また、心のより所として礼拝をするためでもあります。
ご本尊はお仏壇の上段中央に安置します。新しくお求めになられたら、
お寺に開眼法要をお願いしましょう。
|
大日如来 |
座釈迦 |
墓地・墓石
墓地は先祖の眠るところ 家の菩提を守っていただく菩提寺に区画を
お借りして使用する形が一般的です。また、宗派を問わない霊園という
形態、あるいは環境 問題、土地等の問題をクリアーするために納骨堂を
利用する場合と様々です。
いずれにせよ、火葬を済ませお遺骨として安置いたします。
素材である石の種類、形としては和風、仏教の教えに従ったお墓、洋風、
記念碑的なお墓、個性を重んじたお墓など多種多様です。
御遺影を焼き付けたりもできます。
日本の墓石の歴史
日本では、平安時代に仏教の伝来に伴い石工の技術も渡来人によって
もたらされ、供養塔や墓石としての五輪塔、宝篋印塔、宝塔、多宝塔、
層塔などが支配階級の間で出現しました。
その後、鎌倉時代~室町時代にかけて、禅宗の到来とともに位牌と戒名
が中国から伝わり、その影響からか位牌型の板碑や今日の墓石に近い
角柱型のものも作られるようにもなりました。
江戸時代になると檀家制度が確立し、人々に先祖に対する供養や葬儀、
墓など仏事が生活の中に定着したことにより、庶民まで墓石を建立する
ようになりました。
墓石に家紋を入れるようになったのはその頃からです。
はじめ墓石は個人や夫婦の為のものでありましたが、明治中期以降は
家制度の確立により、家単位で建立されることになりました。
その為、以前は故人の戒名(法名)を彫っていたものから「○○家先祖
代々之墓」などのような形に変わっていきました。
その他、正面には宗派の梵字や名号、「 倶会一処 」などが刻まれたり、
側面には建之日・建之者・故人様の命日・俗名などを刻みます。
文字の所に墨を入れる場合もあります。
墨色は、石の色や地域により白・黒・金・銀などがあります。
第二次世界大戦後、洋型の墓石が登場。現在ではデザイン墓石など多様
化しています。
墓石の形状
現在、建立される墓石の形状は大きく和型・洋型・デザイン墓石に
分けられます。
|
||
●和型 基本的には台石を2つ重ねた上に
細長い石(棹石)がのる「三段墓」
全体的に縦に長く背が高い形です。
|
●洋型 基本的には台石の上に横長の石が乗る。
全体的に横に長く背が低い形です。
|
|
●デザイン墓石 形式や固定観念に囚われない現代風で個性的なお墓。
和型と洋墓を融合させたような比較的落ち着いた形から、故人の個性を偲ばせる
突飛で斬新な形まで多種多様です。
|